考えています。
そういった点から大切にしたいことは、多様なご家庭の子供たちが通える
ということです。
ご家庭の教育方針、さまざまな事情に併せて子供が通えるということが
望ましいと思うのです。
強くなって試合で勝ちたい、身体を鍛えたい、心を鍛えたい、
友達を作りたい、など、
子供も、親もそれぞれにニーズがあると思います。
また、練習に参加できる時間や日数、両親が運営に関われる度合いも
ご家庭の事情で違ってくると思います。
収益を得て事業と運営している道場などは、独自の方針が強くてもいいし、
それを求める人が通うと思うのですが、地域の少年道場は指導者も
ボランティアで、運営も指導者や保護者、その他関係者が協力して運営
をしていくので、子供たちとその後家庭のニーズと事情を受け止めて
運営していく組織であることが大切だと思います。
子供たちを見ていると、心身の成長速度、剣道に費やせる時間、他の習い
事との関係など、さまざまな違いがある中で一生懸命に頑張っているので、
少年期の限られた時間で剣道からたくさんのことを学べる環境を提供して
あげることが指導者、保護者の務めと考えています。